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2010.08.29 Sunday
一般立ち入りが禁止されている横浜市神奈川区の瑞穂ふ頭にある市風力発電所(ハマウィング)で28日、親子参加型の見学会が開かれた。日本最大級の風力発電機を背景に子どもを写真に収めようと、カメラを手に地面に寝転がるお父さんの姿があちこちで見られた。
風力発電機は、市が環境活動のシンボルにと市債や国の補助金を活用して建設、2007年4月に運用を開始した。高さ78メートルのタワーの先端に、発電機などが入った大型バスサイズの装置と3枚のブレード(長さ40メートル)が取り付けられている。年間で一般家庭約860世帯の消費電力に相当する約300万キロワットの発電が可能という。
見学会は3回に分けて実施し、計約160人の親子が参加した。市地球温暖化対策事業本部の職員から「風向きによって先端の装置が回転し、ブレードの向きも360度変わる」などの説明を受け、タワー内部のメンテナンス用のはしご(260段)を見学したり、写真撮影をしたりした。
市立新吉田小学校5年の大木ひかりさん(11)は「風の力ってすごいと思った。環境のことをもっと勉強したい」と楽しげな様子だった。
見学会は自然エネルギーの普及啓発を目的に、市や環境団体が年間10回ほど開催している。
2010.08.27 Friday
ノルウェーの海運会社「チューディー・シッピング」などは26日、同国北部ヒルケネスから北極海経由で中国へ鉄鉱石を輸送すると発表した。同社によると、ロシア以外で欧州からアジアへ北極海ルートで貨物輸送するのは初のケース。地球温暖化による海氷の減少に伴い、同ルート利用が今後、本格化しそうだ。
北極海航路は夏季2〜4カ月利用可能。現在ロシアの大型タンカーが同国北部から北極海を初横断し浙江省寧波へと航行中で、中国の北極海経由での資源獲得意欲も目立つ。
2010.08.19 Thursday
温暖化対策の打ち水を地域に浸透させるためのデモンストレーション「なかはら打ち水大作戦」が18日、J1川崎フロンターレの試合前に川崎市中原区の等々力陸上競技場であった。
中原区がフロンターレや富士通川崎工場などと連携して取り組む地球温暖化対策事業の一環。フロンターレのサッカースクール生やマスコットのふろん太くん、富士通のアメリカンフットボールと女子バスケットボールの選手ら計約50人が陸上トラックに打ち水をした=写真。
中原区によると、同区は市内で最も夏の平均気温が高い地域だという。打ち水で39度あった地面の温度は34・2度に低下。主催者は「打ち水で暑い中原区を涼しくしよう」と呼びかけていた。
2010.08.18 Wednesday
温暖化が進行している最中なのに、南極海では氷の量が増加している。科学者たちはこの矛盾を追求してきたが、やっとその理由が解き明かされたようだ。最新研究によると、まもなく逆転現象は解消して南極でも氷が溶け始める可能性があるという。
研究チームのリーダーで、アメリカのジョージア州アトランタにあるジョージア工科大学のリュー・ジーピン氏は、次のように話す。「過去30年間の衛星データによると、北極海で氷が減少する一方、南極海の氷はなぜか拡大を続けている。このパラドックスの理由を提示することができたと思う」。
今回の最新研究は、1950〜2009年の海面温度と降雪量の観測データを組み込んだ気候モデルに基づいている。分析の結果、20世紀中の長期的な海水温の上昇が、南極上層大気の降水形成を促していたと判明した。この水分は地表に降りてくるころには雪へと変わっている。
降雪量の増加により、海洋の最上層では塩分濃度が減少し、それに伴い密度が低下する。通常なら真水が凍る南極海の上層は塩分濃度が高く、深層部へと沈んでいく。この下降流が比較的温かい深層水の湧昇(ゆうしょう)をもたらす。しかし、上層が蓋のように安定してしまうとこのプロセスが阻まれて、海氷の融解も減少していたのだ。
リュー氏は、「このデータから判断すると、20世紀中の南極海の氷の成長は、おおむね長期的な海水温の変化を反映していたと考えられる」と話す。「しかし、21世紀に入ると事情が変わる。人為的要因による急速な地球温暖化が南極地方の気候に影響し、海氷の融解を加速すると予測される」。
温室効果ガスの増大により南極沖の海洋温度の上昇が続くと、南極でも雪ではなく雨の降る量が増え、雪や氷が急速に溶け出すようになるという。氷の融解が進むと、暗い海洋が顔を出す。そのため、氷が反射していたはずの太陽光がより多く吸収されることとなる。こうして、海洋の温暖化と海氷の融解はさらに進行していく。
「本来の長期的な上昇傾向から温室効果ガスによる温暖化へと移行するのが“いつ”とは断定できないが、今世紀中に始まるだろう」とリュー氏は言う。
南極海は世界で最も生物が豊かな領域だ。「海氷が減少すれば、生態系に甚大な影響を及ぼすと考えられる」とリュー氏は話す。例えば、南極に生息する種の多くは、エサの採取や生存そのものを海氷に依存している。自然保護団体も、温暖化が続くとペンギンなどさまざまな種が絶滅すると懸念している。
リュー氏はさらに、「南極の海氷の消滅は、世界中の海水の循環過程にも大きな混乱をもたらす可能性がある」と話す。南極沖の海洋には、地球で最も低温で高密度の海水が存在している。これが、ベルトコンベアのように地球規模で流れる海洋大循環の“原動力”となっているのだ。海洋生物の最大4分の3は、この海洋循環に栄養分を運んでもらっている。
アメリカのコロラド州ボルダーにあるアメリカ国立雪氷データセンター(NSIDC)のウォルター・マイヤー氏は、今回の研究を受けて次のように話す。「南極でも海氷の融解が加速するという予測は以前からあったので、納得できる結果だ。進行が遅いだけで、北極での顕著な温度上昇による氷の融解が南極でも起きる可能性がある」。
一方、コロラド州ボルダーにあるアメリカ国立大気研究センター(NCAR)の上級研究員であるケビン・トレンバース氏は、「今回の研究には重大な欠陥がある。オゾンホールの影響を組み込んでおらず、まだ“あまい”のだ」と話す。
夏季の南極では、オゾンホールの影響で通常より明るい色の雲が形成され、地球温暖化に対する防護壁の役割を果たしてきたと言われている。「近年の調査により、縮小傾向のオゾンホールは、やがてふさがってしまうかもしれないと考えられている。クロロフルオロカーボン(CFC)など、オゾン層破壊物質の世界的な利用抑制策が効果を表し始めたためだ。しかし、オゾンホールが解消すると太陽光を反射する雲も無くなってしまう。南半球の温度は、現在のモデル予測値よりも早いペースで上昇する可能性がある」。
2010.08.17 Tuesday
電気自動車・バイクによる80日間世界一周レースで地球温暖化対策を訴えようと、各国から参加したチームが16日、ジュネーブを出発。色とりどりの車体が加盟各国の旗が並ぶ国連欧州本部からゆっくりと滑りだした。
ドイツ、ロシア、中国のほか、国連気候変動枠組み条約の第16回締約国会議(COP16)が開かれるメキシコ・カンクンなど約150都市を訪れ、3万キロを走破。途中の休止期間を経て来年1月に再びジュネーブに戻ってくる。
参加したのはスイス、韓国、オーストラリア、ドイツのチーム。韓国チームは充電の不具合でスタートに間に合わず、途中参加する。スイス・チームのドライバー、トビアス・ビルザーさん(32)は「長い旅だが、将来の普及に向け技術を試してみたい」と抱負を語った。
2010.08.10 Tuesday
全国の高速道路の一部が6月末から無料で通行できるようになりました。車で遊びに出かける家族連れにはとても便利になり、無料になった高速道路では交通量が約2倍に増えましたが、利用客の減少につながるバスや鉄道会社からは不満の声が上がっています。
「高速道路の無料化」は民主党が昨年の衆院選で国民に約束していた政策です。本格的に実施する前の「実験」として、6月28日から始まりました。
無料化されたのは、地方の高速道路を中心とした50区間で長さは計1652キロ・メートル。首都圏の首都高速と関西の阪神高速を除く全国の高速道路の約2割にあたります。
国土交通省によると、無料化された区間全体の7月19日(海の日)の交通量は、実験が始まる前の6月20日(日曜)に比べて約2倍に増えました。区間によっては4〜6倍に増えた所もあります。休日に高速道路を使う人が大幅に増加したため、国土交通省では、観光業など地方の産業にも良い影響を与えるとみています。
しかし、高速道路の無料化には問題もあります。
鉄道を経営するJR6社は昨年秋、無料化が実施された場合、利用客が減少して1年間で計750億円も収入が減るという予想を出しました。公共の交通機関である鉄道やバスを使う人が減り鉄道やバス会社の経営が悪化すると、路線が廃止されるなどして、車を運転できない人にとって欠かせない「地域の足」が奪われかねません。
今回の実験に、国は1000億円のお金を投じています。今でもばく大な借金を抱えている国の財政にとって、大変な負担になります。更に、車が道路を走れば、道路が傷んでいくので、修理にお金がかかります。こうした費用は、利用者がある程度負担するのが当然だという意見も有力です。高速道路が十分整備されていない地方の人々からは、無料化よりも、新しい道路を作る方にお金を使ってほしいという声も上がっています。
環境面の問題もあります。無料化によって道路を走る車の量が増えると、排ガスの量も増加します。国は地球温暖化につながる二酸化炭素の排出量を減らすことを目標にしているのに、無料化によって増えてしまうのでは、温暖化対策に逆行してしまいます。
国は今回の実験で、各高速道路の交通量がどのように変化して、周辺地域の経済にどう影響するのかを調べた上で、無料化する路線を決める方針です。ただ、厳しい財政状況の中で、どの程度無料化すべきなのか、今後の議論が注目されています。
2010.08.08 Sunday
「自然の叡智(えいち)」をテーマに環境を重視した愛・地球博(愛知万博)から5年。中国で開催中の上海万博は愛知万博の理念継承をうたい、運営面でもお手本にしている。だが、パビリオンなどの行列は警察官の監視が付き、会場にはごみが散乱…。入場者の数は愛知を大幅に上回る勢いだが、マナー面は及ばないようだ。(上海で、中国総局・朝田憲祐、写真も)
広大な会場の真ん中に上海万博のシンボル、真っ赤な中国館がある。そこから愛知万博の空中回廊「グローバル・ループ」を思わせる高架歩道が延び、各ゾーンを結ぶ。
暑いのは愛知も上海も同じ。熱中症対策では、気化熱で気温を下げる人工の霧「ドライミスト」や日よけのテント…。植物で作った緑化壁「バイオラング」も、世界最大の5000平方メートル規模で登場した。どれも、5年前をほうふつとさせる。
「マナーをもって参観しましょう。言い争いはしないように」。人気館の一つ、日本館の行列のわきにこんな張り紙がしてあった。確か愛知にはなかったはず…。
列の仕切りは頑丈な鉄柵。至る所で制服姿の武装警察官が割り込みなどトラブル防止に目を光らせる。ロープによるやわらかな仕切りだけだった愛知とは大違いだ。そこには、中国では地下鉄やバスに乗る時、早い者勝ちが一般的で、列をつくる習慣が浸透していないことが背景にある。上海の行列対策は難題とされたが、愛知万博の事務総長だった中村利雄・日本商工会議所専務理事は「愛知を参考に、中国版に改良している」と評価する。
目に余るのは、ごみの散乱。一般客に9種類の分別回収を実践してもらった愛知万博に対し、上海万博は「リサイクルできるか、できないか」の2分別だが、まったく徹底されていない。場所によっては大きなごみ箱が1種類だけで、周りはごみだらけだ。
上海紙「新聞晩報」は7月、「万博会場での30のマナー欠如」を列挙した。ワーストは「ごみのポイ捨て」。次いで「列に並ばない」「大声での怒鳴り合い」の順だった。
| ▼ 被爆国日本での公開 映画『カウントダウン・トゥ・ゼロ / COUNTDOWN TO ZERO』 |
2010.08.07 Saturday
世界中で唯一の被爆国である日本にとって被爆から65年、核兵器の知られざる身近な恐怖とその廃絶へ向けての願いを込めたドキュメンタリー映画『カウントダウン・トゥ・ゼロ / COUNTDOWN TO ZERO』(原題)の日本公開が11月3日に決定した。
今年は被爆国日本にとってもあの日から65年。広島の平和式典に初めてアメリカ政府の代表で駐日大使や国連の事務総長も出席するなど核根絶への関心が高まっている。
そんな今年、核廃絶へのメッセージを込めたドキュメンタリー映画『カウントダウン・トゥ・ゼロ / COUNTDOWN TO ZERO』(原題)がアメリカでは7月23日にワシントン、ニューヨークで公開され反響を呼んでいる。2007年にアカデミー賞を受賞した映画『不都合な真実』で地球温暖化の危機を訴えたプロデューサー、ローレンス・ベンダーが人類最大の恐怖である核兵器存在の危機を衝撃的な映像とともに世界中に訴えかける。
今、世界中で作られている核兵器が、いかに粗末に管理され世界を危険にさらしているのか、そしてその核がテロリストの手に渡る可能性がいかに高いかを各国の首脳や元CIA工作員など、さまざまな視点による証言と核兵器に関する貴重な映像で人類に警鐘をならす。
世界中のどの民族よりも核廃絶を願う日本人としては、本作をアメリカをはじめ世界中の人に観てもらい一刻も早く地球から核を根絶してもらいたい。
映画『カウントダウン・トゥ・ゼロ / COUNTDOWN TO ZERO』は11月3日より公開
2010.08.06 Friday
地球温暖化防止で負担してもよい金額は月「2856円」−。ミツカン水の文化センター(東京都中央区)が行った水にまつわる生活調査で、こんな結果が出た。調査は、主に首都圏、京阪神、中京圏に住む20〜60代の男女1500人にインターネットで実施した。
それによると、「地球温暖化ストップのために払ってもよい金額」を月額で聞いたところ、1千〜2千円未満が33%で最も多く、次いで5千〜1万円が27・8%と二極化の傾向がみられた。平均は月額2856円で、「0円」との回答も11・5%あった。
「100年後の水をとりまく環境」について、複数回答で予測を聞いたところ、「環境税が導入されている」(37・2%)、「水道料金の高騰」(31・9%)と家計への負担増のイメージが先行。そんな中、「水処理技術の進歩で海水が飲める」(24・5%)が3位に入った。
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